タイヤとかホイールとかクランクとか。
だからこそ、そのあたりをこまめにチューンしたり清掃するわけですが…。
案外おろそかにしがちなのがディレイラー周りなんじゃないかと思います。
めんどく下がって手入れをさぼっていたのでディレイラー周りが悲惨なほどゲテゲテに汚れてしまい、しかもプーリーからもキュルキュルと嫌な音がするようになってしまいました。
これはいかんと思いオイルアップを試みるも、プーリーのブッシュベアリングがすでに茶色くさびて死んでいる…。これまでにも何度かこの状態から磨いて復活をさせているものの、そろそろ交換してもいいんじゃないかと思い立ち交換決行。(まぁそもそも何度もそんな状態にすんなって話ですが)
とりあえず分解。き、汚い…。プーリーゲージががっつりさびてきてしまっています。これはただプーリーを交換すればいいってレベルじゃありません。研磨してクリア塗料をぶっかけねば…。
どうせならディレイラー本体の低グレード感丸出しの表面処理も磨いて落として、アルミのきれいな光沢を出してしまいましょう。
自転車のパーツの研磨というと、アルミがマンセーだった時代は整備の一環として当たり前に行われていたようです。しかし、昨今の表面処理技術やらカーボンやらのおかげでホイール組み同様にサイクリストからは縁遠いものになってしまっているようですね。
精密(?)な自転車部品とはいえ、研磨する手順は基本的に超単純。紙やすりの粗い番手から順に削りはじめ、徐々に細かい番手のペーパーで磨いていきます。
で、作業中は手が研磨したアルミでものすごく汚れるため、写真撮影はおさぼり。マジでめちゃくちゃ汚れます。手が真っ黒になるので、作業するときは白いシャツとか厳禁ですね。
チャチャッと研磨した後のプーリーゲージがこちら。チャチャッととか気取って言ってますけど3時間くらい研磨しました。
自転車につけたときに一番手目に来る面は、高グレードのプーリーゲージに倣って面取りをしています。ちょっとの手間ですがそれだけでも結構安っぽさが消せるもんです。ちょっとの手間とか気取って(ry
もくもくと削り続けるのが苦痛になって、アマゾンのプライムビデオで機動戦士ガンダム垂れ流しながら磨きました。なぜガンダムをチョイスしたのかは自分でも謎。
右側の部分は金属ではなく樹脂で形成されているため、磨いても光沢が出ないばかりか塗装が削れてみっともないことになってしまいました…。が、いいんです。もうここまで金属部分が光ってくれれば文句ありません。デジカメが映り込むほど磨いてるのでもちろん肌触りはトゥルントゥルンです!なんだか7800系のDURAをほうふつとさせる光沢感ではありませんか!!(感じ方には個人差があります。あしからず)
ここまで磨き上げたので、続いては本題のプーリーです。オシャレなアルミのカラープーリーも検討したのですが、金属であるがゆえの摩耗の速さが気になったので今回は見送り。
じゃあ、プーリー交換の鉄板であるDURAプーリー行っちゃう?でもプーリーごときに3000円もかけても仕方ないしなぁ…。と悶々としながらAmazonを徘徊していると、あるじゃありませんかいいものが。
ズバリ、Ultegraプーリー!!
値段的にはDURAプーリーの半額近く。リアル店舗ではあまり陳列されていないので影が薄いですが、Ultegtaのプーリーもシールドベアリング入りのプーリーです。(105以下はブッシュベアリング)
倍近くも値段が違うのであれば、Ultegraが妥当でしょう。どーせ違いも判らんし
プーリー交換を検討されている方はぜひ、アルテプーリーをご検討ください。
Amazonでぽちったアルテプーリーをインストールしたのがこちら。さっきの画像と大して変わらん
さすがボールベアリングなだけに軽く回ってくれていいですね。実装での性能差はどうかわかりませんが、こういうので大事なのは「いいもんつけてる」という気持ち的な問題が大きかったりします。
今回の一連の作業で得た一番の収穫はプーリーがどうのこうのではなく、アルミは磨けば光る!という事なのかもしれません。最近のコンポは黒ばっかりなので、7800系時代のようなアルミの光沢が好きな人はコンポを磨き倒してしまうのもいいかもしれません。ていうか、私がやってみたくなりました。
5800系の105当たりで挑戦してみようかな。待たれよ続報!!
ちなみに、気取ってごまかして書いていますが、研磨にかかった時間はトータル5時間ほどでした…。
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